
ユリスナルダン ソナタ Ref.670-88/212
ユリスナルダンは、スイスの名門時計ブランドで、1846年にル・ロックルで創業。
設立当初からひじょうに高精度な時計を作り続け、ブランドのトレードマークである錨は、当時のユリスナルダンがマリンクロノメーターで世界的な名声を確立したことに由来するそうです。
現在では、日本においては決して知名度が高いとは言えませんが、戦後すぐの機械式腕時計黄金時代には、ユリスナルダンのステイタスはパテックフィリップと並ぶ程のものがありました。
それが、クォーツショックで危機に立たされ、一時は会社の存続が危ぶまれるほどの状況に追い込まれましたが、1985年に歴史物理学者のオクスリン博士の協力の下、歴史的な傑作である天文三部作をリリース。
この3つのコレクションは、単にユリスナルダンというブランドの記念碑というだけではなく、IWCのダ・ヴィンチなどと並んで、機械式腕時計復活のきっかけとして時計史に残るものです。
これ以降のユリスナルダンは、ダイアルにクロアゾネを使用した、工芸品的な美術時計も作れば、超絶技巧を凝らしたムーブを搭載したコンプリも作る、というブランドになり、欧米では高い地位を占めています。
このソナタはムーブが凄い、コンプリの一つであり、搭載しているUN-67はアラーム付のカウントダウンインジケーターを装備。
簡単にタイムゾーンを設定できるデュアルタイム機能も搭載した複雑時計です。
このUN-67はユリスナルダンのドリームチームが約7年の歳月をかけて開発したそうで、価格も相応なものとなっていますが、それだけの内容を感じさせる一本です。